ホロコーストの総括が甘いのはどちらだ。細野豪志の事実認識を糾す!

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http://srid.publog.jp/archives/1056302714.html

産経ニュース2016.4.25 12:00の記事「政治家よ、GHQに植え付けられた自虐史観にいつまで囚われるつもりなのか?」を読んだ。同記事の要約は以下の通り、

サイパン陥落後、日本軍の海空戦力は、ほとんど失われており、それ以降は米国による一方的な殺戮が行われた。

これは、人道上、許されないことであるのに、国会議員の認識は甘い。2015年3月10日民主党の細野豪志政調会長は、東京大空襲について「国策の誤りを反映した結果だ」と述べて、

ホロコーストを引き合いに「ホロコーストを全体としてしっかりと総括しているのがドイツだ。わが国が先の戦争で自国民はもちろん、周辺諸国に対して大変な被害をもたらしたことについて真摯に反省することは重要だ。残念ながら今の安倍政権を見ているとそこに疑念を持つ。戦後70年を迎えるにあたって心していかなければならない」

と述べた

筆者は、細野豪志に対して、怒りを通り越して呆れた。

ホロコーストとは、大量虐殺を指す。特に大勢の無辜の民を焼き殺すことはホロコースト本来の定義に忠実な使い方である。

つまり、本来のホロコーストの意味では、米軍こそがホロコーストを行ったのである。

この件に関して、米国には一切の弁解の余地がない。

彼らがその蛮行を正当化しようと持ち出す、

1.戦争の終結を早めた

2.日本の工業力を破壊するためだった

は、いずれも稚拙な嘘であり、それを正当化することに加担することは、ナチスドイツのガス室を肯定するような愚かで、許されない振る舞いであることをここに書き記しておこうではないか。

1.2.とも実は、一つのことを指摘すれば事足りる問題である。

つまり、戦争における生産系は直列系を並べた並列系であり、どの直列系の最後にも必ず大規模工場が鎮座する。戦闘機工場や、造船所である。

これらの大規模工場は、B29を使っても、十分直接攻撃が可能なほど大きな標的であり、周辺を巻き添えにする正当性など全くないのである。

このように指摘すると彼らは、以下のように反論するかもしれない。

「日本の工業力の大半は下町の小規模工場である」

このような答えを返すのは、統計にとらわれた愚か者の発想である。

例えば、航空機。それぞれの部品は町工場で作ることが可能だし、実際にそれは行われていたことだ。だが、それを組み立てて、飛べるものにするためには、広大な敷地を必要とする航空機組み立て工場が必要である。また、その最終工程に位置する大規模工場こそが、最も再建が困難な、重要目標なのである。

言い換えるとそこさえ、破壊すれば、他の町工場など何の役にも立たないのである。

従って、そのような直列系の中に鎮座する大規模工場さえ狙えば、日本の工業力を破壊する目的は達することができるにも関わらず、

絨毯爆撃を行った

のは別の目的があったからである。

つまり、人間そのものの殺戮である。

従って、アメリカ合衆国による絨毯爆撃は、その動機と行動、結果すべてにおいて、ナチスドイツのホロコーストと並び論ぜられる、“立派な”ホロコーストなのである。

ところで、「国策を誤った結果」とこのホロコーストを正当化する御仁は、きっとナチスドイツにいたら、「相手国が国策を誤った結果」とホロコーストを正当化するのだろうと思う。

国策を誤ろうがどうしようが、

一般市民を無差別に焼き殺すことを正当化することなど、いかなるものにもできないことは明らかである。

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